斬新すぎて “忘れられないの” サカナクションの印象的なMV5選

サカナクション

2007年のメジャーデビューで颯爽とシーンに登場すると、独自の世界観を表現した楽曲で人気を集め、不動の地位を築いたサカナクション。2013年には第64回紅白歌合戦に初出場したほか、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』『SUMMER SONIC』『FUJI ROCK FESTIVAL』など全国各地で行われる音楽フェスの常連でもある彼ら。文学的な歌詞と、バンドサウンドとクラブミュージックが融け合った、唯一無二の楽曲を奏でているほか、ミュージックビデオ(MV)やライブでの“表現”にもこだわりを見せ、さらなる人気を集めています。
そこで今回はサカナクションの“印象的なMV”をテーマにアンケートを実施し、そのコメントを取り入れつつ編集部が選びぬいたMV5選をご紹介します!

※ORICON NEWS公式Twitterアカウントにて実施

記事制作/オリコンNewS

【新宝島】

サカナクション『新宝島(通常盤)』ビクターエンタテインメント、2015年

サカナクション『新宝島(通常盤)』ビクターエンタテインメント、2015年

●11th Single(2015年9月発売)
●映画『バクマン。』主題歌など
●監督:田中裕介氏

バンドを代表する人気の1曲です。イントロからどこか懐かしさを感じさせ、サビの「このまま君を連れていくと 丁寧に歌うと 揺れたり震えたりしたって 丁寧に歌うと決めていたよ」という歌詞は、頭で無限リピートするほどキャッチーです。

MVは、70年代後半から90年代後半にかけて放送されたフジテレビ系の人気番組『ドリフ大爆笑』のオープニングを彷彿とさせる内容です。カメラワークやメンバーが踏むステップ、後ろで踊るチアダンサーなど、ふんだんに盛り込まれたドリフの要素が今風にアレンジされています。

アンケートでは、「アナログな撮影でも古さを感じません。ライブでも、MVのサビの前、『おぅ!』のところの動きがファンの定番です!」とファンの方も“丁寧に”説明してくれています。チアダンサーの振るポンポンが少し顔に当たりながらも、何事もなかったかのようにステップを踏むメンバーにも注目です。

【夜の踊り子】

サカナクション『夜の踊り子(通常盤)』ビクターエンタテインメント、2012年

サカナクション『夜の踊り子(通常盤)』ビクターエンタテインメント、2012年

●7th Single(2012年8月発売)
●モード学園 CM曲
●監督:田中裕介氏

「跳ねた跳ねた 僕は跳ねた」とサカナクションらしい独特の歌詞からスタートする本作。その歌詞の通り、跳ねるようなテンポの良いリズムに自然と体も揺れてしまいます。サビの突き抜けるような盛り上がりは鳥肌モノです!

MVの舞台は富士山の麓にある草原。最初はかなり遠目から演奏している様子を映していますが、曲が進行するとともに徐々に寄っていくという独特の手法で撮影されています。ファンからは「だんだんとカメラが山口さんに寄っていくところが好きです」といったコメントも寄せられています。

またメンバーは“かぶき者”をイメージした化粧をほどこし、色鮮やかな和装を身にまとい出演。その傍らには2人の踊り子も加わり、MVの世界観に華を添えています。

【『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』】

サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。(通常盤)』ビクターエンタテインメント、2011年

サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。(通常盤)』ビクターエンタテインメント、2011年

●5th Single(2011年7月発売)
●東進『16歳の転機』篇 CM曲
●監督:田中裕介氏

本作は小気味よい4つ打ちをベースに、エレクトロ色を全面に出したサウンドで構成されています。曲を聴くと踊りたくてうずうずしちゃいますね。歌詞は「月に慣れた君がなぜ 月を見ていたのはなぜ」「忘れかけてたのになぜ 忘れられないのはなぜ」とどこか物悲しい雰囲気を感じます。

MVは「ねじれていく世界」がテーマとなっています。山口一郎さん(Vo/G)が単独で出演していますが、山口さんをイメージした等身大の人形4体を自身の体に棒でつなげて踊るコミカルな場面は、一度見たら忘れられません。楽曲のタイトルにちなみ、ところどころに音楽家・バッハの肖像画が登場するのも忘れてはいけないポイントです。

またチャイナドレスを着た女優の麻生久美子さんが、山口さんとキスをしそうになるシーンも! 場面展開が激しいMVですが、楽曲のメロディーと相まって短編映画を観ているような気持ちになります。アンケートで多くの支持があったのも頷けますね。

【years】

●5th Single『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(2011年7月発売)収録
●Honda「INSIGHT」 CM曲
●監督:山田智和氏

東日本大震災があった年に、5th Single『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』のカップリング曲としてリリースされた本作は、SNSを通じて人々が抱える震災直後の「不安」を描写しています。サビのメロディーは一度聴いたら忘れられないほど自然と記憶に残ります。CMでこの楽曲を耳にした方も多いのではないでしょうか。

楽曲のリリースから4年後の2015年に発表されたMVのテーマは「都市の感情」。変容のただ中にいる「2015年(今)の東京」を1人の少女が駆け抜けていくという内容になっています。

ファンからは「イントロの幻想的な女性から始まり、白い布を持って走る女性と、日常風景と一郎先生のコラボと曲調があっていて、素晴らしい。夕方に聞くと何とも言えないほど最高の曲です」と感動の声が上がっています。

【アルクアラウンド】

サカナクション『アルクアラウンド(初回限定盤)』ビクターエンタテインメント、2010年

サカナクション『アルクアラウンド(初回限定盤)』ビクターエンタテインメント、2010年

●2nd Single(2010年1月発売)
●アルペン「kissmark」 CM曲など
●監督:関和亮氏

楽曲はアップテンポなリズムに、ロックとエレクトロが絶妙に融合した疾走感のあるサウンドに仕上がっています。バンドの人気を急上昇させた1曲として知られています。

サカナクションのMVに対するこだわりは、既にこの頃から始まっていたと言っても過言ではありません。記者自身もこのMVが登場した時の衝撃は今も覚えています。幕張メッセで撮影されたこのMVは、山口さんが歩くとともに視覚化された歌詞のオブジェが次々と登場します。途中、バラバラだったオブジェがある1点から見ると曲の歌詞として立体的に読めるようになるほか、パラパラマンガのようにページをめくって歌詞を映し出すなど、アイデアがそこかしこに詰まっています。しかも映像がワンカットで撮影されていることも驚きです。

CGや合成技術を一切使用していない点などが評価され、文化庁メディア芸術祭(第14回)のエンターテインメント部門で優秀賞を受賞するなど、各方面から高い評価を得ています。ファンからは「角度によって歌詞に見えるオブジェの前を歩いていく山口一郎さんが印象的でした」「衝撃を受けた!」と絶賛の声が寄せられています。

今回ご紹介したMV以外にも、サカナクションのMVはどれもアイデアが詰め込まれています。外出自粛が続きますが、“おうち時間”にぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

この記事について
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
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