東京事変の好きな楽曲TOP10 『群青日和』『透明人間』抑え大接戦の第1位は【#ファンに聞いてみた】

東京事変

11月25日に誕生日を迎えた椎名林檎さん率いる5人組グループ・東京事変。独創的で中毒性のある音楽を、変幻自在のスタイルで表現し、ファンを魅了し続けています。12月22日にはオールタイム・ベストアルバム『総合』のリリースも控えるなか、今回はファンの方々に東京事変の好きな楽曲、思い出深い楽曲をアンケート。愛好家ならではのラインナップと多くの熱いコメントが寄せられました。

※ORICON NEWS公式Twitterアカウントにて実施 総票数:6313

 

記事制作/オリコンNewS

10位(180票)【空が鳴っている】

『空が鳴っている/女の子は誰でも』EMI Records Japan、2011年

『空が鳴っている/女の子は誰でも』Universal Music Amazon
  • 作詞:椎名林檎/作曲:亀田誠治
  • 7thシングル(2011年5月発売)
  • 5thアルバム『大発見』(2011年6月発売)収録

翳(かげ)りあるギターサウンドの“冷たい”世界観が魅力的な一曲。ベース・亀田誠治さんが書いた東京事変の作品といえば『閃光少女』『透明人間』など、ポップなメロディーセンスの光るものが有名ですが、この作品では90年代インディー・ロックを思わせる尖った音作りを聞かせてくれます。

無機質な印象を与えつつも、歌詞に登場する「高速道路(フリーウェイ)」というワードが、どこか逸(はや)る気持ちやたぎる思いをイメージさせ、冷徹さと内に秘めた熱量のギャップがエモさを醸し出しています。曲の世界観を表現しきったMVも秀逸な仕上がりです。

【ファンの声】

「冬を思わせる乾燥した空気、世界観が大好きです……! 冷たい曲の始まり方や残響の寂しさに一目惚れしました……」

「初めて耳にした時から、『情熱』を感じています。美しくも切ない演奏に惹きつけられます。2011年Discovery(=ライブ)のオープニング2曲目、この楽曲のイントロと共に幕が上がって、スモークの向こう側から姿を現した東京事変……あれは本当に幻想的で涙しました」

9位(185票)【能動的三分間】

『能動的三分間』EMI Records Japan、2009年

『能動的三分間』Universal Music Amazon
  • 作詞作曲:椎名林檎
  • 6thシングル(2009年12月発売)
  • 4thアルバム『スポーツ』(2010年2月発売)収録

タイトルにもある「三分間」をキーワードに、ジャスト3分間で完結するテンポ、小節数で制作されており、遊び心あふれる一曲です。ライブでもデジタル時計で3分間をカウントする演出がおなじみ。

打ち込みのビートやシンセサイザーとバンドサウンドが絶妙なバランスで融合し、東京事変ならではの“ファンク”を体現しています。サビで聴くことができる浮雲さん・伊澤さんのコーラスもクセになる魅力を放っています。

【ファンの声】

「ピッタリ三分間の曲です。あんなカッコイイ、“あなたは即席ラーメンに熱いお湯を注いでる”(歌詞)から始まる曲あります? ないですよ! たった三分間ですが、事変サウンドがギュギュッと詰まった名曲だと思います。歌詞も好きです。韻を踏んでたり、言葉のチョイスがさすがだなーって思います」

「世界一洒落た三分タイマー!!」

「なんといっても3分きっちりに演奏しきる圧倒的強者感が好きすぎます。そしてやはり東京事変のお一人お一人の技術の高さに畏怖しまくりです」

8位(220票)【心】

『深夜枠』Universal Music、2012年

『深夜枠』Universal Music Amazon
  • 作詞作曲:椎名林檎
  • 2ndシングル『遭難』(2004年10月発売)収録
  • カップリング・アルバム『深夜枠』(2012年8月発売)収録

シングルのカップリングとして発表された楽曲ですが、多くの支持を集めました。「心と云う毎日聞いているものの所在だって 私は全く知らない儘大人になってしまったんだ」という歌い出しに表れているように、大人になっても未熟な自分を省み、戒めるような慎ましい気持ちが歌われた一曲。ファンにとっても自分の人生や人間性を振り返るきっかけになったという声が寄せられました。

【ファンの声】

「初めて聞いた時から大好きな曲です。生きている限り誰かを傷つけずに生きていくのは不可能なんだなと思うと同時に、それでも前を向いて生きていこうと聞く度に思える曲です。聞くだけでこんな思いをするのはこの曲くらいなんじゃないかと思っています。歌詞が最初と最後で同じ文になってるのは、人間はそう簡単に変われない、考えても考えても堂々巡りになってしまう、ということを表しているのかもしれないと考察しました」

「生まれてしまった恥じらいを今日嘲笑わず耐えて居たい」という歌詞が本当に自分のことそのもの。イントロが流れ始めただけで涙が出る時期を経て、今大人になって聴いてみると、本当にあの時この曲があったから生きてこれたと思い、また涙が出る。あの時の気持ちも今の気持ちも強く刻まれていて、いつでもタイムスリップできます。大好きです。作ってくれてありがとう」

7位(286票)【閃光少女】

『スポーツ』Universal Music、2010年

『スポーツ』Universal Music Amazon
  • 作詞:椎名林檎/作曲:亀田誠治
  • DVD『閃光少女』(2007年11月発売) 収録
  • 4thアルバム『スポーツ』(2010年2月発売)収録

亀田さんの真骨頂ともいえるキャッチーなメロディーとシンプルなアレンジで、爽やかな疾走感にあふれた楽曲。「私は今しか知らない」「貴方の今に閃きたい」など歌詞にも力強い意志が宿り、ポジティブなエネルギーに満ちています。ファンからも「勇気やパワーをもらえる」という声が多く寄せられました。

【ファンの声】

「歌詞の人生・命の肯定感がすばらしい。歌詞とリンクしてサビへと盛り上がるメロディーも秀逸」

「忙しなく進む毎日だからこそ『切り取ってよ、 一瞬の光を 写真機は要らないわ 五感を持ってお出で』という歌詞が心に染みます。そんな毎日でも感じることを一瞬一瞬五感でとらえて記憶にしまっておこう、と思えます」

「15歳になり、進路や将来に対してマイナスな気持ちでいっぱいいっぱいになっていたあの頃、たまたま閃光少女のMVをYouTubeで見つけ、釘付けになったのを未だに覚えています。あの時、この曲を聞いていなかったら、今の私はいないのではないかなと思うくらい、勇気を貰えた曲です。この曲に巡り合わせていただけたこと、神様とやらがいらっしゃるのだとしたら、感謝しかありません」

6位(299票)【絶体絶命】

『スポーツ』Universal Music、2010年

『スポーツ』Universal Music Amazon
  • 作詞:椎名林檎/作曲:伊澤一葉・椎名林檎
  • 4thアルバム『スポーツ』収録

キーボードの伊澤一葉さんと林檎さんの作曲による、『スポーツ』の隠れた名曲。『絶体絶命』というタイトルとは裏腹に、伊澤さんのピアノリフと亀田さんのベースラインが紡ぐワクワク感満載なイントロがまず印象的。

しかし、歌詞はというと「かなしみが声を殺して わたしを待ち構えている」と歌い出し、一貫して深い苦悩が歌われます。擦り切れるような心の叫びをダンサブルなアレンジで昇華させる、唯一無二のセンスが光る楽曲です。

【ファンの声】

「歌詞は決して前向きじゃないのに曲がそれと対照的に跳ねるような感じなのがギャップがあって良い。落ち込んだ時などに聴くとその状況とマッチしてすこし救われるような気分になる。また、アウトロが無く突然終わるのが印象的」

「悲しみを軽やかに歌い上げる様が、負の感情を祓(はら)い落とす魔法をかけてくれているみたい」

5位(311票)【緑酒】

『音楽』Universal Music

『音楽』Universal Music Amazon
  • 作詞:椎名林檎/作曲・伊澤一葉
  • 配信シングル(2021年3月配信)
  • 8thアルバム『音楽』(2021年6月発売)収録

2020年の“再生”を経て今年発表されたばかりの新しい楽曲ですが、早くもファンの心を捉えており多くの支持が集まりました。

酸いも甘いも噛み分けながら闘う大人をねぎらい、背中を押してくれる歌詞がなんとも粋な一曲。「自由よ いいように搾取されないで 安く売らないで 終始貴様は誇り高くあって」というサビの一節のように、つらい時も“気高さ”を失わず生きていたいと思わせてくれる人生讃歌に仕上がっています。コロナ禍に勇気をもらったという声も多く寄せられました。

【ファンの声】

「歌詞が1日頑張った身体に染みます……! 『各種生業お疲れさん』という言葉を聞くと、今日も一日頑張った!明日も頑張ろう!という気持ちになれるから!」

「歌詞の中にある“ 各種生業お疲れさん”という言葉にとても励まされ、医療従事者仲間でよく聞きます。歌詞だけでなく、サビに向かって希望が持てるようなメロディーラインにとてもとても、心が晴れやかになりました。心が折れそうな時に緑酒を聞き、みなが健康で幸せに笑顔で過ごせる日々が来ることを祈りながら精進しています」

4位(347票)【キラーチューン】

『キラーチューン』EMI Records Japan、2007年

『キラーチューン』Universal Music Amazon
  • 作詞:椎名林檎/作曲・伊澤一葉
  • 5thシングル(2007年8月発売)
  • 3rdアルバム『娯楽(バラエティ)』(2007年9月発売)

スイングするリズムと伸びやかなサビのメロディーがまさに“キラーチューン”なシングル曲。伊澤さんと浮雲さんの多彩な音楽性が色濃く反映されたアルバム『娯楽(バラエティ)』の中でも“伊澤節”全開のポップナンバーです。自分を心から肯定してくれるような歌詞、「貴方は私の一生もの」というサビの表現などから、「結婚式で使った」というファンの方も多いようです。

この曲では、縦横無尽に駆け巡る浮雲さんのギターにもぜひ注目いただきたいところ。林檎さんのボーカルを引き立てながらもめくるめく“遊び心”を散りばめたプレイは、浮雲さんの天才・奇才ぶりが余すところなく発揮されています。バンドをやったことがある方なら思わずニヤリとしてしまうはず。

【ファンの声】

「タイトル通りのキラーチューンです! 歌はもちろん、楽器隊それぞれの見せ場もあり、聴くのにも演奏するのにも最高です」

「多幸感に溢れていながら胸がせつなくなるメロディラインが大好きです。何度聴いても色褪せず、5人全員の音がキラキラしている曲だと思います」

「自分の好きなものを全力で好き!と言っていい自由と自信を、まさにキラーチューンで浴びせてくれた、人生のテーマソング」

3位(355票)【群青日和】

『群青日和』EMIミュージック・ジャパン、2004年

『群青日和』Universal Music Amazon
  • 作詞:椎名林檎/作曲:H是都M
  • 1stシングル(2004年9月発売)
  • 1stアルバム『教育』(2004年11月発売)収録

ファンにとっては“アンセム”ともいえる東京事変のデビュー曲。初期の東京事変サウンドを支えたキーボーディスト・H是都M(=エイチ・ゼットエム/現・H ZETT M)さんが作曲したメロディーとともに、まさしく名刺代わりの一曲として“事変”の名を音楽シーンに知らしめました。

「新宿は豪雨」という冒頭の強力なパンチラインなど、バンド名でもある“東京”を象徴的に描写する歌詞、初期衝動にあふれた演奏は時代を超えて愛されており、「原点にして頂点」と評するファンの方も多かったです。

【ファンの声】

「こんなにかっこいい人達がいるのかと衝撃を受けた曲。人生の半分以上聞いてきて、未だに新しい刺激をくれる音楽です」

「定番ですが、この曲が一番好きです。一番最初に聴いた曲で、やっぱり不動の曲です。今22歳で高校3年生の時から聴いていますが未だに聴いてて飽きない大好きな曲です。
私の人生のサウンドトラックになってくれてありがとう!!」

「吸い込む息から始まるイントロ。すぐに広がる豪雨の新宿。キャッチーなギター・ソロ。心地よいバンドサウンド。すべてが好き、新宿の伊勢丹を見る度に頭で再生される」

2位(422票)【透明人間】

『大人(アダルト)』EMIミュージック・ジャパン、2004年

『大人(アダルト)』Universal Music Amazon
  • 作詞:椎名林檎/作曲:亀田誠治
  • 2ndアルバム『大人(アダルト)』(2006年1月発売)収録

亀田さんの普遍的なポップネスが存分に発揮された名曲。2012年2月に日本武道館で行われた解散ライブの最後に演奏された曲でもあり、思い入れの深いファンの方が多い様子でした。

「あなたが笑ったり飛んだり大きく驚いたとき 透き通る気持ちでちゃんと応えたいのさ」など優しさにあふれた詞表現は、聴く側の心に寄り添ってくれるような温もりを感じられる内容。シンプルで軽やかな曲調だからこそ、ピュアなメッセージが真っ直ぐに届くのでしょう。歌詞に救われたという声が多く見られました。

【ファンの声】

「歌詞が本当に素敵で、何度もこの曲に救われました。嬉しいことがあった時も、悲しいことがあった時も、どんな時でも気持ちに寄り添ってくれる曲です。サビのピアノも最高です」

「2012年2月29日のライブの最後に聴いた透明人間が忘れられません。『またあなたに逢えるのを楽しみに待って さようなら』、この詞を信じていつかまた東京事変に逢えることを待ち望んでいたところでの『再生』は痺れました」

「リリース当時から大好きな楽曲ですが、当時この曲に登場する『あなた』に特定の誰かを思い浮かべることはありませんでした。あれから時が経ち、子供が生まれ、今では聴くたびに我が子を思い浮かべる楽曲となりました。(中略)親として、おおらかに、凛とした姿勢で子供に向き合いたい。どんな気持ちのときも寄り添っていきたい。愛されること以上に愛することの喜び、愛すべき存在がいることの幸せ……そんなことを実感させてくれる、東京事変の数々の名曲の中でも特に大切にしたい楽曲です」

1位(423票)【落日】

『深夜枠』Universal Music、2012年

『深夜枠』Universal Music Amazon
  • 作詞作曲:椎名林檎
  • 3rdシングル『修羅場』(2005年11月発売)収録
  • カップリング・アルバム『深夜枠』(2012年8月発売)収録

『透明人間』と大接戦で1位に輝いたのはこのバラード曲。つぶやくようなピアノのイントロから始まり、別れや喪失に向き合う心情が切々と歌われていきます。季節の移り変わり、タイトルにもなっている黄昏(たそがれ)時の光景などが美しい言葉でつづられ、徐々に寂寥が募っていく歌詞は林檎さんならではの手腕といえるでしょう。

大人になってこの曲の良さが一層よく分かるようになった、というファンの声も多く寄せられました。人生の切ない側面を露わにする歌詞だからこそ、自分の過去と照らし合わすことで味わいが増し、多くのファンから愛されてきた名曲。東京事変というバンドの懐の深さを改めて感じさせる結果となりました。

【ファンの声】

「人生の憂いと悲しみをひとつに合わせた楽曲で、自分の人生の支えになった曲です」

「悲しい時や寂しい時つらい時、その時の自分の境遇に重ね合わせてきました。そしてまた前を向いて進もうという気持ちになる曲。何年経っても、ずっとそばにいてくれた曲」

「人生折り返しを過ぎました。優しさと切なさと、遠い日を振り返りそしてゆるやかに前を向くこの曲を、聴くたびより我身のことのように感じています」

 


 

10位以降も、『秘密』(11位/152票)、『新しい文明開化』(12位/150票)、『生きる』(13位/147票)、『修羅場』(14位/142票)、『恐るべき大人達』(15位/132票)、『今夜はから騒ぎ』(16位/126票)、『OSCA』(17位/110票)、『一服』(17位/110票)、『女の子は誰でも』(19位/109票)、『スーパースター』(20位/93票)と、東京事変の歴史を語る上で欠かせない楽曲がズラリと並びました。デビューから17年という歳月の中で、ファンの人生を彩ってきた神曲の数々を、ベストアルバムが発売されるこのタイミングでぜひおさらいしてみてはいかがでしょうか。

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この記事について
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
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