8月28日公開の映画『青くて痛くて脆い』で主演を務める吉沢亮さん。数多くのドラマや映画に出演し、若手俳優の登竜門的シリーズから朝ドラ、人気漫画の実写化作品まで、ジャンルを問わずに好演をしています。今回はそんな吉沢さん出演の「一番好きな作品」をテーマにアンケートを実施(※)。出世作から話題の作品まで、熱量の高い声が多く集まりました。
※物語の内容に触れる描写がありますのでご注意ください
※ORICON NEWS公式Twitterアカウントにて実施 総票数:457
記事制作/オリコンNewS
5位(26票)【なつぞら】山田天陽(やまだ・てんよう)
#広瀬すず、朝ドラ『#なつぞら』 北海道でクランクイン☀️
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) June 20, 2018
大自然の中で決意を新たに❗️「のびのびと演じたい」(出演者コメントあり)https://t.co/XYIVTMT3Bm#連続テレビ小説 #松嶋菜々子 #藤木直人 #音尾琢真 #吉沢亮 #山田裕貴 #草刈正雄 @Suzu_Mg @ryo_staff @00_yuki_Y @otootakuma pic.twitter.com/H3SNqGn9Sy
- 2019年4月~9月放送 NHK朝の連続テレビ小説
広瀬すずさんがヒロインのなつを演じ、吉沢さん演じる天陽と切ない恋模様を展開しました。なつにとって天陽は初恋の人、一方の天陽もなつに対して幼なじみ以上の感情を持っていました。しかし、なつはアニメーターになるという夢を選び、2人は別々の道を歩むことになります。ファンからは「言葉や態度に表せない天陽くんの感情、背負ったものを、せりふの間やわざとらしくない表情の機微で表現されていて、すごい役者さんだと思いました」といった声が上がりました。
とうとう天陽くんにさよならする日が来てしまいました。なっちゃんやご家族に想いがありつつも、最後は馬の絵を描き上げ独りで畑に向かった天陽くん。なんとなく少し吉沢自身にも重なって見えるな、と思う我々でした。25歳とはいえ健康第一です。
— 吉沢亮&STAFF (@ryo_staff) September 3, 2019
今週が終わっても、なつぞら最後まで見てくださいね。 pic.twitter.com/yA4YNpdOnA
また、天陽は第23週で36歳の若さで亡くなってしまい、物語から去ります。その死は、「天陽ロス」という言葉が出るほどの衝撃を与えました。「天陽くんが亡くなってしまうのがわかっているので未だに見返せない。天陽くんが出てくるだけで泣いてしまうのです」、「天陽くんの生涯を吉沢さんが演じられていて、とても魅了されました。最後の亡くなる姿は今でも忘れられません」と今でも語り草になっています。
4位(29票)【仮面ライダーフォーゼ】仮面ライダーメテオ/朔田流星(さくた・りゅうせい)
- 2011年9月~2012年8月放送 テレビ朝日系特撮ドラマ
「絶妙な茶髪の外ハネのふわふわ感とそれに似合わぬ鋭い目元、ダークな瞳に一目惚れしました」と、ファンがイケメンぶりに注目したのは初のレギュラー作品だった『仮面ライダーフォーゼ』からでした。2号ライダーである仮面ライダーメテオとして出演。ときにシリアスに、ときにコミカルにさまざまな表情を演じ分けて“若手俳優の登竜門”とも言える仮面ライダー作品で実力の一端を見せました。
『仮面ライダーフォーゼ』紹介映像
福士蒼汰さん演じる主人公の仮面ライダーフォーゼ/如月弦太朗に、真の目的を隠したまま近付きましたが、やがて本心から友達になりたいと望むようになり、強大な敵に仮面ライダー部の仲間たちと立ち向かっていきます。「メテオとフォーゼの共闘する姿、そして朔田流星と如月弦太郎としての友情は、どちらも激アツ」。さらに、朔田流星は星心大輪拳(せいしんだいりんけん)という武術の使い手でもあり「ホァチャーと言いながら戦う吉沢亮というのもなかなかレアではないでしょうか??笑」といった声もありました。
3位(42票)【リバーズ・エッジ】山田一郎(やまだ・いちろう)
- 2018年2月公開映画
- 原作:『リバーズ・エッジ』(岡崎京子/宝島社)
1993年~94年にファッション誌『CUTiE』で連載されていた漫画で、“少女漫画”のイメージとは対照的に、リアルなセックス、愛や暴力を描写し、都市に生きる若者たちの欲望や不安、焦燥感といった現実を果敢に描き続けた、今も人気を集める作品です。実写化にあたり、吉沢さんは若草ハルナ(二階堂ふみさん)の恋人・観音崎にいじめられているゲイの同級生・山田一郎を演じました。暗い部分を抱えながらも、生きる美しさをにじませた役どころに、「正統派イケメンのイメージが良い意味で壊れました」と、これまで演じた役とのギャップに驚いたファンも。
また、「諦観や怒りそして希望をもこれ程繊細で美しく表現できる俳優がいるのだろうか」、「見終わった後の言葉にならない感じ……衝撃的でした。『闇を抱えた役』とか、そんな簡単な言葉で説明出来ない感じの難しい役だと思います。あんなにイケメンなのに、こんな役をやるの? って衝撃だったし、見終わった後に『すごすぎる……』と思った作品です」と演技力に高い評価が集まりました。
2位(91票)【銀魂】沖田総悟(おきた・そうご)
- 映画2作、2017年7月公開『銀魂』、2018年8月公開『銀魂2 掟は破るためにこそある』
- 原作:『銀魂』(空知英秋/集英社)
俳優の小栗旬さん主演で空知英秋氏の人気漫画を実写化した映画『銀魂』。個性豊かなキャラクターを名だたるキャストが好演し、大きな旋風を巻き起こしました。吉沢さんが演じるのは、江戸の治安を守る幕府の特殊警察で、攘夷浪士の捕縛・将軍の護衛などを務める“真選組”の一番隊隊長・沖田総悟。
この投稿をInstagramで見る
「原作が好きで、実写化されるのに対して複雑な思いを抱えていたけれど、本当に完璧な芝居で、見てよかったと心の底から思ったから」と、数々の実写化作品に参加してきた吉沢さんだけに原作ファンも納得の完成度でした。さらに、沖田総悟のドSっぷりも見事に再現。『銀魂2』では列車のシーンで「死んじまいなァ」と言い放った後に敵を倒すと、返り血を舌ペロ。そのシーンは「エンドレスリピート必至!!」とメロメロになる人が続出でした。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』本予告
dTVで配信されたスピンオフドラマ『銀魂 -ミツバ篇-』は、姉・ミツバ(北乃きいさん)との話で原作でも屈指の泣けるエピソードです。「姉の余命がもう長く無いことを、道場で涙を必死でこらえながら土方さんに伝える姿。涙を流せば分かりやすいけど、涙は流してない。鼻の頭が赤くなって目が潤んで、涙をこらえながら姉のことを伝える吉沢さんを観た時は衝撃で、完全に落ちました」と、こちらも大きな反響がありました。
1位(118票)【キングダム】エイ政(えい・せい)
- 2019年4月公開映画
- 原作:『キングダム』(原泰久/集英社)
2019年、57.3億円の興行収入を記録し、大ヒットとなった『キングダム』。吉沢さんは後に秦の始皇帝となり中華統一を目指す若き王・エイ政と信(しん/山崎賢人さん)の親友・漂(ひょう)の二役を演じました。政と“うり二つ”の顔であることを買われ、王宮に仕官する漂。しかし、エイ政の影武者となったため、賊に襲われて深手を負い、信に看取られながら最期を遂げます。二役を見事に演じきった吉沢さんは「役者としてのターニングポイントだった」と役者としての成長を語っていました。
この投稿をInstagramで見る
漂を演じた吉沢さん
この投稿をInstagramで見る
エイ政を演じた吉沢さん
なんと言っても二役を完璧に演じ分けた演技力に支持が集まります。「一目で別人とわかるほどの一人二役」、「もともと原作が大好きで観に行ったのですが、一人二役という難しい役どころにも関わらず、漂とエイ政をしっかりと演じられていて感動しました! 漂とエイ政で顔つきが全然違うので感情移入してしまいすごいと思いました!」といった意見が多数寄せられました。
「山崎賢人さんとの息の合ったコンビも最高! 何度も観て毎回感動して泣いてます」と山崎さんとのコンビネーションへの称賛の声も。この役で、吉沢さんは「第43回日本アカデミー賞」で最優秀助演男優賞を受賞。3月に行われた授賞式のスピーチでは、優秀助演男優賞に選ばれた際に山崎さんから真っ先に連絡が届いたことを明かし「続編があったときには『2人でここに来よう』と。彼が主演で引っ張ってくれてすてきな作品になりました。彼と一緒にお芝居をしたことで、僕がいただけた結果になったと思っています」と“盟友”への感謝を口にしました。
5月には続編の製作が発表となった『キングダム』。これからの信とエイ政にも目が離せませんね。
2021年に放送予定の大河ドラマ第60作『青天を衝(つ)け』では、主役として渋沢栄一を演じる吉沢さん。飛躍を続ける今こそ、振り返って“出世作”たちを見直すのもいいかもしれません。
■関連記事■
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
