乃木坂46中田花奈“神推し”アイドルをプレゼン 「ナカダカナシカ」コールへの想いも

中田花奈

乃木坂46の1期生・中田花奈さんは、自他ともに認める「アイドルオタク」。乃木坂46のオーディションを受けた動機は“アイドルになる子たちと友達になれるかもしれないと思ったから”というほどの筋金入りです。そこで、まもなく乃木坂46を卒業する“かなりん”に、大好きなアイドル3人のプレゼンをお願いしました。「絞るのが難しいなぁ、どうしようカナ?」と長考しながらもキラキラの笑顔。乃木坂46の推し、中田さんの代名詞でもある「ナカダカナシカ」コール、夢だったという初写真集『好きなことだけをしていたい』(光文社)についてもたっぷり語っていただきました。

撮影:石川咲希/Pash 記事制作:オリコンNewS

※記事中の年齢は、2020年10月9日時点でのものです。

ハロプロエッグ、キッズのオーディションを受けた過去も

中田花奈

――自他ともに認める「アイドルオタク」の中田さんですが、お父さんの影響でモーニング娘。を好きになり、小学生の頃にハロプロエッグやハロプロキッズのオーディションを受けたこともあるそうですね。

父がモーニング娘。さんのファンだったので、私も小さい頃から好きでした。まだモーニング娘。さんのオーディションを受けられる年齢ではなかったので、のちに℃-uteさんやBerryz工房さんが結成されることになった「ハロー!プロジェクト・キッズオーディション」(2001年)や、そのあとにも「ハロプロエッグオーディション」(2004年)を受けました。もちろん私も大好きでしたけど、父が娘をハロプロに入れたかったんだと思います(笑)。

中田花奈

――そんなアイドル好きの中田さんは、2013年からニコニコ生放送の配信番組『生のアイドルが好き』(以下、『生ドル』)のMCを同期の松村沙友理さんとともに務め、数多くのアイドルをゲストに迎えてきました。会いたいアイドルにはみんな会えましたか?

はい(笑)。『生ドル』のキャスティングでは私からリクエストして呼んでいただいたりもしたので、会いたいアイドルには全員会えました。

中田花奈

――実際に会ってみて、最も衝撃だったアイドルというと?

あのちゃんさん(ゆるめるモ!/2019年9月脱退)はインパクトが段違いだったなと思います。かわいいだけじゃない魅力があるからこそ、こうして有名になるんだなと思いました。放送後、「久々に楽しかった」と言ってくれてうれしかったことを覚えています。

中田花奈

――『生ドル』共演以外でも、会えてうれしかったアイドルはいますか?

中学生の頃、AKB48の柏木由紀さんが大好きで、握手会や劇場公演にも行っていたんですね。それを知っていたスタッフの方に楽屋で柏木さんと会わせていただき、ごあいさつできたことがすごくうれしかったです。

かなりんの“神推し”アイドルたち

中田花奈

――ここからは、中田さんの“神推し”アイドル3人の魅力をプレゼンしていただきたいと思います。

絞るのが難しいなぁ、どうしようカナ? うーん……(長考)。まずは、Juice=Juiceの高木紗友希(たかぎ・さゆき)さんです。                  

Juice=Juiceのサブリーダー・高木紗友希(23)

Juice=Juiceのサブリーダー・高木紗友希(23)

ハロプロ研修生(ハロー!プロジェクトでデビューを目指す研修生/旧称ハロプロエッグ)のときから既に、誰もが目を引きつけられるような、圧倒的なパフォーマンス力が魅力的でした。Juice=Juice(2013年2月結成)のメンバーになってからはさらに、表現の幅がすごく広がった気がします。

もともと声質を含めて大人っぽい表現だなと思っていたんですが、曲に合わせていろんな引き出しが増えていって、さらにかっこよくなっていきました。高木さんの表現力がJuice=Juiceさんの色を作っていったように思います。

中田花奈

――高木さんの一番好きなところというと?

聴いているだけで涙が出そうになる表現力です。うまいだけではなく、心を揺さぶる歌だなと感じます。最近だと、YouTubeにアップされたMISIAさんの『逢いたくていま』のカバー動画、本当にかっこよすぎて何度も見ました。

高木紗友希『逢いたくていま』カバー動画

高木さんのソロバージョンと、モーニング娘。’20の小田さくらさんと2人で歌っているバージョンがあったんですけど、歌い方を変えているのかな? というのも感じられて。きっと、グループで歌うときと、ソロパートを歌うときと、歌い方もそれぞれ使い分けているんだろうなと感じさせられる動画で、すごく感動しました。

Juice=Juice(前列左から2人目が高木紗友希)

Juice=Juice(前列左から2人目が高木紗友希)
――高木紗友希さんの魅力が一番伝わるJuice=Juiceの曲というと?

1曲あげるとしたら、王道ですが、インディーズデビュー曲の『私が言う前に抱きしめなきゃね』(2013年4月発売)です。この曲は、メジャーデビューシングル『ロマンスの途中/私が言う前に抱きしめなきゃね(MEMORIAL EDIT)/五月雨美女がさ乱れる(MEMORIAL EDIT)』(同年9月発売)にも新たにレコーディングした別バージョンが収録されていて、しかも、ライブで今聴くと、また違う歌い方をしているので、進化の過程がわかると思います。

中田花奈

――続いて、2人目をお願いします。

東京女子流の庄司芽生(しょうじ・めい)さん。顔がすごく好きなタイプなんですけど、パフォーマンスも魅力的です。

東京女子流のリーダー・庄司芽生(23)

東京女子流のリーダー・庄司芽生(23)

『LolitA☆Strawberry in summer』(2012年10月発売/シングル『ROAD TO BUDOKAN 2012 ~Bad Flower~』収録曲)くらいから庄司さんの歌唱力のすばらしさがアイドルファンの間で広まり始めたと思うんですが、そのリリース前、女子流さんはスキルアップするためにと、何ヶ月か活動休止(2012年5月末~7月末)したんです。

その間にレッスンをしたそうで、庄司さんの歌い方がだいぶ変わった気がしました。もともとうまかったのに、さらに進化した姿を見せてくれる姿勢がものすごくステキですよね。ふだんは笑顔がすごくかわいいイメージですが、パフォーマンスすると人一倍動いていて、目を引きつけるダンスも魅力的です。

東京女子流/LolitA☆Strawberry in summer

――庄司さんの魅力が最も伝わる1曲は?

今あげた『LolitA☆Strawberry in summer』です。今までの曲を聴いてからこの曲を聴くと、すごさがわかると思うので、デビュー曲から順番に聴いてほしいです(笑)。ミュージックビデオもデビュー当時(2010年5月)の中学生時代のものから残っています。かわいかった頃からどんどんきれいになって、今は本当に美しい。その過程も楽しみつつ、『LolitA☆Strawberry in summer』を見てほしいなと思います。

中田花奈

――それでは3人目の紹介をお願いします。

ONEPIXCEL(ワンピクセル)の田辺奈菜美さんです。

ONEPIXCELの田辺奈菜美(20)

ONEPIXCELの田辺奈菜美(20)
――高木紗友希さんと同じハロプロ研修生出身で、現在は東宝芸能所属の3人組ボーカル&ダンスユニット・ONEPIXCELのメンバーですね。

田辺さんのことはハロプロ研修生時代から大好きで、『生タマゴShow!』(ハロプロエッグ/研修生の発表会)なども見ていました。顔がすごく好きなタイプでしたし、当時の研修生の中でも頭一つ抜けてパフォーマンス力がすごかったイメージがあったので、Juice=Juiceの結成メンバーに入らなかったことは衝撃的でした。「研修生活動を終了しました」と発表されたとき(2014年11月)もかなりショックを受けました。

ONEPIXCEL(写真右が田辺奈菜美)

ONEPIXCEL(写真右が田辺奈菜美)

でも、次の年にONEPIXCELのメンバーとして活動することが発表されて、またアイドルとして活動してくれたことが本当にうれしかった。ソロでもいける実力があると思っているので、いつかソロで活躍する姿も見てみたいです。                  

中田花奈

――田辺さんの魅力が伝わる1曲は?

『ハロプロ研修生 発表会2013 ~春の公開実力判断テスト~』で歌っていた℃-uteさんの『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』がすごくよくて……。ファン投票でも1位をとったんです。華があって本当にステキでした。

乃木坂46は「全員いい子ですごく推せる」 メンバーじゃなかったら推していたのは?

中田花奈

――中田さんが好きになるアイドルの共通点、理想のアイドルの条件はありますか?

今回あげた3人は、若くしてかっこいいパフォーマンスができる方々というのが共通点で、パフォーマンスを武器にしているようなアイドルが好きです。かわいい女の子たちがダンスや歌で自分の魅力を最大限に発揮している姿がものすごく好きで、ミュージックビデオも全員で踊っているダンスバージョンばかり見ています。

中田花奈

――乃木坂46のメンバーで推しはいますか?

全員いい子たちですごく推せるんですけど、加入した当初、もし私が乃木坂46に入っていなかったら、高山一実を推していただろうなと思っていました。後輩も増えた今では、3期生の久保史緒里のポテンシャルの高さをものすごくプッシュしています。

乃木坂46の3期生・久保史緒里(19)

乃木坂46の3期生・久保史緒里(19)

久保ちゃんは何でもできるし、アイドルらしいし、本当にアイドルが好きなんだなというのも伝わってきます。ライブでもパフォーマンスを大切にしているし、メンバーのことをよく見ているのでまとめたりもしているし、コメントもアイドルらしい。私は本当にああいう子が好きなんです。

ライブのダンスパートでは、意外にもバキバキ踊る姿に“ドキッ!”とさせられました。乃木坂46ライブではぜひ、ダンスパートの久保ちゃんに注目してほしいなと思います。

“ナカダカナシカ”コールの広がりに「まさか……」

中田花奈

――さて、いよいよ卒業日(10月25日)も近づいてきましたね。

そうですね。どうしてもファンの皆さんに感謝の気持ちを直接お伝えしてから卒業したかったので、イベント再開時期を待っていました。ようやく握手会の代替イベント「オンライン ミート&グリート」(個別トーク会)が10月10日から始まることが決まったので、オンラインという形ではありますがお話できることを楽しみにしています。

中田花奈

――9月30日放送の『テレ東音楽祭』では、乃木坂46の2ndシングル『おいでシャンプー』(2012年5月発売)の表題曲で初のセンターを務められました。間奏の「ナカダカナシカ(中田花奈しか)」コール(ファンが間奏に合わせて「ダメダメダメ! ナカダカナシカ! ナカダカナシカ! オレノナーカーダカナシカ!」と大合唱するコール)でも有名な、中田さんの“代名詞”とも言える曲で、ラストは涙をこらえているように見えました。

最初に『おいでシャンプー』でセンターに、というお話をいただいただけで、うるっときてしまって……。新型コロナウイルスの影響でライブもイベントもなかなかできない状況で、ファンの方に恩返しもできずに卒業するのが心残りだったので、その恩返しの機会をいただけてありがたかったです。

それに、1期生の中でも表題曲のセンターに立てるメンバーは限られています。音楽番組でこのような機会をいただけて本当にうれしく思いました。“これで歌番組も最後になるんだろうな”とか、初期の曲ということもあって、これまでの思い出もこみあげてきました。

中田花奈

――やはり中田さんにとって、『おいでシャンプー』は特別な曲?

そうですね。表題曲でフロントに立たせてもらった唯一の曲ですし、私のコールがあるくらい、中田花奈と言えばの代表曲なのかなと思います。乃木坂46の楽曲はコール自体があまりないので、ナカダカナシカコールがこんなに受け入れられているのは、すごいことだなと思いますね。

中田花奈

――そもそも、ナカダカナシカコールが生まれたのはいつ頃なのでしょうか?

リリースした当初は、イベントなどで前のほうにいる方が数人でやっているくらいでした。6枚目のシングル『ガールズルール』の頃から少しずつ広まっていった気がしますが、まさか会場全体でやってくださるものになるとは思いもしませんでした。

4期生が『乃木坂工事中』(テレビ東京系、毎週日曜深夜0時〜)に初登場したとき(2019年1月20日放送)には、矢久保美緒ちゃんが「ナカダカナシカコールできます」と言ってやってくれたり、先日の『テレ東音楽祭』でも紹介していただいたり、そう考えると広がり方にも歴史がありますね。

中田花奈

――東京ドーム公演(2017年11月)での5万人のナカダカナシカコールも壮観でしたね。

本当に。東京ドームで「“あのコール”お願いします!」と煽りを入れられたのも、演出の方が「煽りなよ」って提案してくださったり、スタッフさんの協力もあってのことでした。会場でコールを送ってくださった皆さんの気持ちがありがたかったです。

中田花奈

――『テレ東音楽祭』では「ナカダカナシカ」がTwitterでトレンド入りしていましたが、心の中でナカダカナシカコールは聴こえていましたか?

はい! 伝わってきました。Twitterのトレンド入りもうれしかったです。

初写真集では「好きなことだけできました」                  

写真集『好きなことだけをしていたい』先行カット 撮影:桑島智輝 光文社刊

写真集『好きなことだけをしていたい』先行カット 撮影:桑島智輝 光文社刊
――そして、10月13日には自身初の写真集『好きなことだけをしていたい』(光文社)が発売されます。タイトルどおり、好きなことはできましたか?

「こういう衣装が着たい」「こういうところで撮影したい」という希望をかなえてもらえましたし、そもそも写真集を出したいという夢が実現して、本当に好きなことだけできました。卒業前にメモリアルとなる作品を形にできてよかったです。

中田花奈ファースト写真集『好きなことだけをしていたい』通常版(光文社)

中田花奈ファースト写真集『好きなことだけをしていたい』通常版(光文社)
――特に撮影したかった場所というのは?

私は日本語ラップが好きだったり、ストリート文化に憧れがあるので「グラフィックアートの前で撮りたい」とお願いしました。いろいろ探してくださって、私が好きなものを取り入れられたのはうれしかったです。

写真集『好きなことだけをしていたい』先行カット 撮影:桑島智輝 光文社刊

写真集『好きなことだけをしていたい』先行カット 撮影:桑島智輝 光文社刊
――お気に入りのカットを教えてください。

ずっと着たかった黒のランジェリーのカットです。モノクロの見開きで、私のお気に入りの1枚です。

写真集『好きなことだけをしていたい』先行カット 撮影:桑島智輝 光文社刊

写真集『好きなことだけをしていたい』先行カット 撮影:桑島智輝 光文社刊
――アイドルオタク目線で、ファンの期待に応えられる作品になりましたか?

たぶん(笑)。私がしたいことを詰め込んでいただいて、私らしさがすごく詰まっている1冊になりました。乃木坂46のメンバーとしての最後の作品にふさわしいものになっていると思うので、ファンの皆さんにも喜んでいただけるんじゃないかなと思います。インタビューでは、今回お話ししたアイドル好きな部分も含めて、乃木坂46での9年間の活動をたっぷり振り返りました。

私が乃木坂46を卒業した後も何度も見て、私のことを思ってほしいなと思います。何度見ても飽きないようなものができたので、早く皆さんにお届けしたいですね。

中田花奈

――9年間のアイドル活動を経て、卒業を目前に控えた中田さんにとって「アイドル」とは?

何でもできる場所。アイドルだからこそかなえられたことがたくさんありました。写真集のタイトルも『好きなことだけをしていたい』ですが、何か1つにジャンルを特化せずに、好きなことに挑戦できましたし、すべての夢をかなえてくれた場所でした。

プロフィール

中田花奈

中田花奈(なかだ・かな)

1994年8月6日生まれ、埼玉県出身。愛称かなりん。2011年8月、乃木坂46 1期生オーディションに合格し、デビューシングル『ぐるぐるカーテン』(2012年2月発売)で選抜入り。2ndシングル『おいでシャンプー』ではフロントメンバー3人のうちの1人に選ばれ、ファンによる“ナカダカナシカ”コールが誕生した。

アイドル好きで特技が麻雀の中田は、2013年4月からニコニコ生放送『生のアイドルが好き』のMCを松村沙友理とともに担当。今年1月からはCS放送TBSチャンネル1で自身初の冠番組『乃木坂46中田花奈の麻雀ガチバトル!かなりんのトップ目とれるカナ?』でゲストと真剣対局を繰り広げてきた。7月にグループからの卒業を発表。10月13日にはファースト写真集『好きなことだけをしていたい』(光文社)を発売。

 

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俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
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